人の心の優しさが温かさが神の女性の愛が欲しい・・その巨大な身体を目一杯に伸ばし、全身の全部の力を全能力を完全に解放する。人の心の優しさが温かさが神の女性の愛が欲しい・・そのもの全体全面も俺も16歳も中心核も世界も枠も目標は同じ、一つになる為だ。世界と枠の最終目標は一致している。全体の個体の最終目的だ。筋肉ついて背が高くなって視界が一気に広く高く遠大になった。あの目標に達するには、戦争と勝利とにより鍛えられ、征服・冒険・危難・苦痛さえもが必需物となっているような精神が必要であった。そのためには、劇しい高処の空気に慣れ、冬の漂白に慣れ、あらゆる意味での氷と山とに慣れることが必要であった。そのためには、一種の崇高な悪意さえもが必要であり、最も極端で自負的な大なる健康に属する認識の気儘が必要であった。この大なる健康こそ必要であった。この腐朽した自疑的な現代よりも一層力強い時代には、大なる愛と侮蔑とをもったあの救済する人間が、自らの迫進力によってあらゆる離脱と超脱から幾度となく追い出されるあの創造的精神が必ずや我々の所へ来る。彼の孤独は、あたかも現実からの逃避であるかの如く、しかしこれは実は現実への沈潜・潜入・没頭、従って彼がやがてそこから白日のもとに出て来るとき、この現実の救済を、従来の理想が現実の上にかけた詛からの救済を持ち帰る。我々を従来の理想から救済するこの未来の人間は、その理想から必然に生じたものから大なる吐き気から無への意志から二ヒリスムスから救済する。この正午の大いなる決定の時鐘は、意志を再び自由にし、世界にはその目標を、人間にはその希望を返すであろう。この反キリスト者、また反ニヒリスト、この神の、また無の超克者、彼はいつかは来なければならない。
