信じ難いほどの分裂気質
努力や野心で一杯だった。これらの燃え盛る火のすべてよりずっと深く強く恐ろしく、愛の火,性の飢え,身を食い尽くす肉欲の予感が私の中で燃え痙攣した。何も彼もがかつて青春時代の初期,極度に充実した詩的な気持ちのときに見た世界のように,どよめくばかりに充実し新しく創造に酔った匂いを放ち彩り深く輝き超現実的に光にみちていた。多くの愛を幸福を歓楽を混乱と苦悩をも味わうことになった。生涯のうちに取り逃がした恋愛のすべてが、この夢の一時の間に魔法のように私の庭で咲いた。ゆらゆらと燃える感覚も切実な夢想も焼けるような憂鬱も不安にみちた死も輝く新生もあった。静かに黙々と装いを整え知識に飽満し成熟する。
