最初から神が我々の世界をそれがあるべきようにした。神が今この世界を維持している働きは、神が世界を創造した働きと全く同一であるということは確かであり、それは神学者のあいだにおいても一般に受け容れられている見解である。神が最初この世界に混沌の形だけを与えたとしても、自然法則を設定し、自然をしてその常のように運動させるために神が自然に協力を与えた以上は、ただそれだけで、純粋に物質的なものはすべて時の経過と共に現在我々が見るようなものになることができたと、信じることが出来る。そしてこれらの物質的事物の本性は、それらのものがこのようにして段々生成するものであると考える時の方が、それを全く出来上がったものとして考える場合よりも、遙かに考えやすい。本当に良く出来た顔と身体だ。人間の巧智が、各動物の体内にある多数の骨、筋肉、神経、動脈、静脈、その他すべての部分に比べ僅かの断片の使用で、どんなに多種多様の自動機械すなわち動く機械を作ることが出来るかを知り、この肉体を、神の手によって造られ、比類のないほどよく秩序立てられ、かつ人間が発明できるどんな機械よりも見事な運動をそれ自体の中に備えている一個の機械として見る。真の人間を構成するためには、理性的霊魂が身体と結合し、より緊密に合体している必要がある。真理の認識に到達するのを妨げるありとあらゆる困難や誤謬を克服するように努力することは、まったく戦うことであり、自分の計画を仕舞まで成し遂げる為には、戦闘に勝利を収めればよい。
