バラバラに離れた全部分が再び繋がり結び付けられ一つとなる。
巨大な精神を持つ彼にとって事実などは些末な暇潰し、その底に潜む深い闇を調べた。彼はすべてを知り尽くしていながらすべてに懐疑的であった。狂わしいほど誇り高くありながら自分に対する憎しみに溢れていた。歴史という看板を掲げていても歴史哲学の対極にあるのが実証史学である。史料そのものを批判的に分析するのが史料学と呼ばれる。歴史という学問の核にある「史料を読む」という作業を通じて、どのように過去の事実に近づけるか。古今東西を縦横に走り回りながら史料読解の面白さを語る。
