独裁者、独裁権力とは古今東西にわたる人間の憧れの一つであり同時に恐怖でもあった。絶対的な権力を揮って、ある国を支配した。旧ソ連ロシアの偏執狂的（パラノイア）発想、米ロ関係の本質は冷戦終結以降も同じ、両国間にある敵対意識は地政学上の宿敵同士という発想だ。ロシア人は自国が超大国と世界の主導権を争っている時だけ良い気分になれるようだ。プーチン大統領は、ソビエト連邦の崩壊を「２０世紀最大の地勢学的惨事」だと考えている。フルシチョフの孫が米国籍取得した時は大きいと思ったが、結局ロシアとアメリカはどうやっても仲悪いのか。ロシア政府のエリートたちは米ロ関係の悪化に努めている。ロシアは世界一長い国境を挟み一部で国境紛争を抱える中国に対して爆撃機や潜水艦、空母といったハイテク兵器を売る。イランの核開発の後押し、民間原子炉を建設し、イラン人が核反応の知識を蓄える手助けをする一方、イランの核兵器開発に圧力をかける国連安全保障理事会への支持を渋る。旧ソ連共産圏崩壊によりロシア指導者層が受けた心の傷は深く強烈なコンプレックスが生まれている。彼らにとって米国と西側諸国はいまだに究極の敵なのだ。
