16歳宇宙最高だった全脳力も絞り搾り切り出し取る。
16歳丹田から広がる軌跡道程擁す中心核枠という一つの統一体である。枠自体心自体意識自体全身丸ごと中心核である。この作品には、芸術哲学や人生哲学における凡ゆる最高のものが極めて美しく、極めて穏やかに、極めて優美な表現で形象化されていて、既に現在殆ど完成の姿をとっているように私には思われる。一つ一つの言葉が私にとって意味を持つ。我々すべてをいわば無限の広野へ導き、一方輝く雲に境し、他方は広々とした蒼穹に溶け込む見知らぬ不思議な國の美しい風光のような作品を我々に示す。自分自身を尊重し、自分自身と共に平和に生活することを望む生活、だがまた自己の内部を混乱させる多くの不完全さを感ぜざるをえず、人格を外部に向って曝す多くの欠点を遺憾に思わざるをえない性格、そしてそれを曝すことによって内部と外部の両面へ向って自分が動揺し批判の余地あることを見出す性格、こういう内省的な善意ある性格は、凡ゆる方法を講じてこれらの重荷から自分を解放しようとするであろう。だがこれらの不調和に対して辛抱強く戦い抜いた時に、そして、努力と行為によってのみ苦悩と忍従とから快復しうることを認識し、また欠点に対しては業績が、過誤に対しては補償が求められ、見出さるべきであることを認識した時に、この人間は新しく生れ代った人間として喜びを感ずる。内的自然や外的世界を解明し、矛盾はどこに由来するか、如何にして避けられ除去せらるべきか、一生の間外的なものも内的なものも絶えず葛藤に巻き込まれることを告白し、それ故にかかる日々の戦い通すには人は如何に準備すべきか。戦争を終わらせる為に。氏は自ら形成した思考方法と、先天的な才能並びに後天的な知識によって、自分に委ねられた青年に眞の義務が何であるかを解明し、人心を道徳的活動へ指導し刺激することを目標とし、それによって人心を絶えず宗教的完成へ導くであろう。毎日猛勉強乱読書して脳を心を鍛えろ、肉体の鍛錬に励め、そして神の手によるサプライズを待つ。俺の枠の全体全面まで広げ広がり続けた領域、俺の枠の16歳、俺の枠の軌跡道程、俺の枠の中心核、俺の枠の何もかも全部だ。そのもの全体全面まで広げ広がり続けた領域も16歳も軌跡道程も中心核も枠のものである筈が、結局枠からは抜かれ奪われ持ってかれるだけ？根源的な最後の砦まで自分であるという意識まで根こそぎ移動する。その大きな身体を目一杯に使って全能力を発揮する。人間の気まぐれは運命の気まぐれよりもなお奇怪である。神学は一つの学問である、しかしそうであると同時にまた何と色々の学問に属していることであろう！人間は一つの基体である、が解剖するならばそれは頭、心臓、胃、数々の血管、一つ一つの血管、血管の各部、血、血の持つそれぞれの液質となろうか。すべては一つでありすべては多様である。主たる能力、これが他のすべての能力を規制する。自然は模倣し合う。種子は、よい土に投げられて実を結ぶ。原理は、よい頭脳に入れられて実を結ぶ。数は空間を模倣する。極めて違った性質のものであるのに。すべては同じ一つの支配者によって作られ導かれる。すなわち根、枝、果実。原理、帰結。樹木の根の吸う液、これが幹になり葉になり果実になる。自然は多様化し模倣する。人工は模倣し多様化する。自然は絶えず同じものを繰返す。年、日、時間。同じ様に、諸空間は、数もそうだが、端と端とが繋がり合って続いている。数々の有限なものがあってそれらが無限に増えて行く。有限なるものを増加せしめてゆく数が無限である。我々の本性は動きにある。
