広げ広がり移動し辿り着き一つに合一するのは全部同時！！俺がそのものまで広がり切るのと枠が中心核まで移動し切るのと丹田が16才まで辿り着くのは同時と見た。もう少し,あと少しで中心核が出来上がるから、出来上がったら意識も移動して中心核枠に成れる、16歳丹田から広がる軌跡道程も中心核枠に成れる、俺もそのものに成れる。彼はまだかなり若く実際よりも更に若く見えた。弱さを隠す為に虚勢を張り、プライドにしがみつく彼、人間の内面をえぐり出す緻密な構成、フィクションを越える壮絶な人生、美しき男の凄絶な生き様、激しく火花を散らしながら燃え尽きる。最も光輝ある時代にまで遡る。昔の自分を今の自分に昔の枠を今の枠に引っ張り出して顕現発現再現体現させなきゃあ・・失われた時を求めて・・つまりは全時代的に俺なのだ。自我で自信で全世界中を覆い埋め尽くせば唯一無二の世界一の存在に成れる筈だ。彼の傷付き易さは度を越えている、嫌な感じを持たれたその可能性があるというだけで激しく傷付いてしまう。最高存在とはつまり嘗て自分であったところのもの、枠が最高存在に成れれば、まだ死ぬ必要は生きていても・・心にナイフを突き刺されてズタズタに切り裂かれている気分だ。疲労困憊、死ぬほどキツイ、死ぬより辛い。何もかも全部移動してしまって、一層たる内面、多層無限層たる内面、胸を締めつけられるような苦しみ、もうどうでもいいさ、なるようになれだ。陽気でも陰気でも過度なまでに徹し切れる。会話で興に乗ってくれば、脱け出たばかりの悲しみや堪えている苦しみを忘れ、自分自身をも忘れてしまうことがある。言葉はそれほどに陶酔させ、様々の着想を生み出させる。虚無、虚無の波、そして泡立つ波に乗って接近し、やがて沖合遥かに去って行く閃光のような情感の漂流物。株も巧くいかねーし、帰りたくないから今日飛び降りて死ぬしかねーかなー・・死ぬには良い契機だ。やりたい。膿を出し切ってしまえ！！多様性と相反性を与えてくれる。自分でひたすら自分の救援に向かって疾走し可能な限り自分に間近に従いて行くように努める。今、太陽は姿を現し、我が愛すべき世界を雑多な彩で塗り立てている。彼は筆舌に尽し難い人物だった。厳粛な奇矯さ、自己中心的で残酷で偏執狂的で、自分の主義に光彩を添える。彼は彼なりの流儀で繊細優美だった。外部に放出しているものに一定の輪郭を与える。彼が放出しているその力は彼に対抗し自らの輪郭の形態までも決定してしまう。あまりに多くの内面の嵐、苦悩、懐疑の危機、腕一本の力で圧倒されてしまう感情の激発、宿命が頬に加える平手打ち。内面的な戦乱,牢獄,逃亡,拷問、生命にかかわる危険が自分に存在しようとは。使っている言葉に、心臓の鼓動を苦悩を不安を忍耐を機略の才を傾けた。生まれついた才能に手当たり次第に没頭していた。自分を燃やし尽くし新しく生まれ変わる決心をした。燃え尽き灰だけが残った。無意識の神秘、探そうとする以前に芸術家が発見し永久に発見し続ける一つの世界が存在していた。天才という言葉にはあまりに多くの重要性が込められ過ぎている。精神は本能から出てその尖端まで到達したが、尖端はまだ研ぎ澄まされてはいない。まーったく一体どうなっていやがるんだ。それぞれの個体差も大きいけど組織力でも相当上回っている。一つ一つの個体としても非常に優れているけど精密細致に組織され纏まった一つの全体でもある。青春時代の壮大な幻影が憑き纏っている。また歴史を塗り変えた、歴史が塗り替えられた。もう一段階上げることで更に強固な体制を作り上げる。遠慮から開け広げな感情の吐露への、慎重から粗忽への急激な推移が生じる。これも自己顕示欲の表れだ、自己表現の一種だ。全身全霊を懸ける。何処までも澄み切った水を湛える湖のような底知れぬ海のような眼と心,内面である。言葉の色彩と調子は深く記憶に刻み付けられる。彼にあっては、世界は彼が独自な方法によって総括し再現した彼の個人的な経験である。すべてはあまりに主観的であり、それに共感を持つためには成熟した年齢を必要とする。我々にとっては、我々が大体理解したと思った事の他に、なお彼方に何者かがあって将来の解決を待っているということを悟るのが関の山であった。神の言葉として告げられ且つ承認されている絶対的妥当性と一時的な推論、この対立する二原理を結合しようとする事は世界における最大の謬見である。
