恐るべき使い手が居る。
意識すれば、中心に位置すれば、中心核に成れれば、自分以上自分以外ない、唯一無二の最も大きく高く強く逞しく美しい最大最強最美最優秀の光り輝く絶対的圧倒的存在に成れる。自己の解放や完成を最も願い、彼の精神的な遊戯が彼を楽しませ、名声をもたらした安易な時代に帰りたいと激しく願っていた。激流に身も心も委ねるのだ。相当上背があるね。身長も体格も違い過ぎる。身長差体格差があり過ぎる。孤独な旅人、路地裏の散歩者、時々異常な精神状態、東洋系(日本人？)の髪の黒い綺麗な青年、非凡な頭脳と繊細な感受性そして超人的な体力に恵まれながら,思想も感情も分裂し,悪徳と虚無に生きる呪われた男、うーん,でも確かにそんな事はあったし当時からそんな事は言ってたんだよね。そう,だからまあ,16歳のあの日から「中心核が外にある」という根本的に苦しい原因は同じですよね。何か話してると思ったらずーっとブツブツ独り言を言ってやがるんだよ。まーったく笑っちゃうわ。背が高いのは絶対ですね、出来れば物凄く高いのが良い。濁った心を全部抜いて大分すっきり楽になった。飛ぶように走れる。何だ,意外にうるせー野郎だな。道に突っ立ったまま寝てたり座り込んだまま何時間でも瞑想に耽っているような奴だからな。私という人物の残余の全部を能力や衝動や努力の残余の全混沌を、あまりにも高尚なまなざしをした精神の英雄で、崇高と精神と人道に輝き、自分自身の魂の高貴さに感動している観があった。あらゆる行動も気の向く儘その時の気分によるよ。16歳では存在一点だった、今は全体そのものとして意識出来る。いよいよ本領発揮！！新しいものと古いもの、苦痛と快感、恐怖と喜びが実に奇妙に交錯しているときがよくあるものだ。私はあるときは天国にあるときは地獄にいたが大抵は同時に両方にいた。古い自分と新しい自分はあるときは痛烈に戦い、あるときは仲良く暮した。古い自分は時折すっかり死んでしまい葬られているようだったが突然また生き返って命令し横暴に振る舞い何でもよりよく知っていた。そして新しい若い自分は恥じ入り沈黙し壁に押し付けられていた。苦悩と幸福が一つの波をなして私の頭上でぶつかりあうことが度々あった。何とも言えず驚き訝しく思い恐怖を覚え、うっとりした瞬間だった。私の昔の生活への青春の広野への理想的な自分の領域への美しくも悲しい遠足であった。限りない品位と神聖さは青春時代の高揚と陶酔と感激とを呼び覚ましてくれた。かつては私の故郷であった高貴な至福な世界の客となった。私固有の神話と形象の世界から汲み取られ、この世を離れ形象となりエーテルのように透明な永遠を身辺に注ぎ出している。地上をこえたこの世界の冷たい星のように輝く明朗さ、いたるところに冷たい星のような明るさが輝きエーテルの明澄さが振動している。超人間的な明朗さ,永遠な神々しい笑いが果てしなく振動していた。ただ光であり明るさであった。真の人間が苦悩と悪徳と迷いと煩悩と人間の誤解とを突き抜けて永遠の中に世界の空間の中に入り込んだとき残るもの、時間からの解脱、時間が純真さに帰り変身して空間に帰ること、永遠の思想、神聖な彼岸、超時間的なもの、永遠な価値と神々しい実体の世界、星となった体験、その体験の数々は枠の生涯の伝説であり、その星のような輝きは枠の存在の中心であったことを再び悟った。枠の生活は誇りに富み豊かで不幸の中にあっても王者の生活であった。没落までの道程がどんなに惨めに辿られようと、この生活の核心は高貴であった。自ら形象の世界に入り込み不滅になることができる。感動的でもあり宿命的でもあるこの関係を精神性全体の運命だと知った。己を褒めろ誉めろ褒めちぎれ！！叱咤激励しろ！！発奮しろ！！青少年時代の雰囲気が漂って来た、心臓にはあの頃の血が流れた、これまでの行為,思考,存在が背後に沈み若返った。自分の内部に感じたもの、燃えるように流れる火、強く引きつける憧れ、三月の暖風のように溶かす情熱は若く新しく純粋だった。往時の調べが漲るように鳴り響く！血がどんなに揺らぎ沸騰し若やぐ！魂が叫び歌う！これだけ立派な英雄が揃うと一つの統一体として壮観ですな。私という人物の統一が沢山の自我に分裂している。そのとき私を支配していた運命と別離の、あの不安と嬉しさの混ざった気分の中で、枠の生涯のすべての停留場と記念の地が過去の切なく美しい光彩をもう一度取り戻した。時間の克服、現実からの救い、枠の憧れ、人格からの脱却、人格の牢獄？肉体の牢獄？時間空間の牢獄？からの脱却解脱開放解放・・胸苦しさがひいて新しい感じが起きた。自分だと思った途端に彼はバラバラになり第二の姿が離れ第三第十第二十の姿が離れ巨大な全体が自分ばかりで自分の断片で無数の自分で一杯になった。全部の時期あらゆる頃あらゆる時の自分が居る有る存在する、数人は同世代、大体はごく若く幼児であり少年であり青年であった、色々居たが皆私だった。
